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第134回e4c-village協議会 報告

第134回e4c-village協議会
協議会
『製造業を変える多彩な展開、進行中!~ オンデマンドものづくり、プロトタイピング、少量多品種顧客ニーズに応える仕組みとは? ~』
日本のお家芸の「モノづくり」。異変が起きています。ひとつは世界的な動きです。デジタル化、ネットワーク化、IP化がもたらす、新しい「モノづくり」。「クラウド工作室」と呼べばいいのでしょうか。設計図を送ると物が届く。「一品モノづくり」です。「誰でもモノづくり」です。コストは日曜大工並です。もうひとつの動きは少量生産です。主軸は「次のジョブズは誰だ?」 といったらいいでしょうか。「主張のある商品」、「気に入った人たちだけが買う商品」、少量だけど、否、少量だから面白い商品、です。二つの動き、どちらも言えるのは、「大企業にはできないモノづくり」です。大量生産、大量消費はなくならないけど、確実にモノの価値は変化していきます。大企業は「つまらないモノづくり」になっていくのでしょうか。今回は「モノ」にまつわるテーマです。この際よ~く考えてみましょう!

開催日時:
2013年3月18日(月)
協議会15:00~18:00(開場:14:30) 懇親会18:00~20:00
開催場所:
日立金属高輪和彊館 3階 会議室

<プログラム>
時間
主な内容
講演者
15:00 ~ 15:30 主催者挨拶・参加者自己紹介 株式会社イーフォーシーリンク 代表取締役社長 横野 滋 
15:30 ~ 16:15 『オンデマンドファブリケーションを実現するデスクトップマシンツール』 独立行政法人理化学研究所
大森素形材工学研究室 主任研究員 
工学博士 大森 整氏
必要な物を、必要な量、必要な時に作るオンデマンドファブリケーションは、わが国の次世代都市型ものづくりの基盤を形成する新しいパラダイムである。本講演では、これまで研究開発を進めてきたデスクトップマシンツールと、それによるマイクロ加工について紹介するとともに、オンデマンドファブリーションの形成に向けた試みについて概説する。
16:25 ~ 17:10 『僕がたったひとりでメーカーを作った理由』 ビーサイズ株式会社
代表取締役 八木 啓太氏
近年のデジタルものづくり技術の普及によって、製造業への参入障壁が大きく低下、個人でも家電開発が出来る時代となりました。デジタルものづくりの実体と、それを応用した新しいメーカーのあり方についてお話させていただきます。
17:15 ~ 18:00 『"3Dプリンタ"は、日本に「21世紀の産業革命」をもたらすか?』 株式会社野村総合研究所
コンサルティング事業本部
ICT・メディア産業コンサルティング部
上級コンサルタント 寺田 知太氏
現在、ブームになっている"3Dプリンタ"の現状を概観し、過去のIT産業や製造業におけるイノベーションの歴史を紐解くことで、"3Dプリンタ"がもたらすであろう日本企業にとっての事業機会・失われるビジネスについて論ずる。この事業機会を捉えるために、日本企業が取り入れるべきイノベーション創造アプローチについて提言する。
18:00 ~ 20:00 懇親会