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第112回e4c-village協議会 報告

第112回e4c-village協議会について


皆様、お元気にお過ごしのことと思います。
やっと涼しくなってきました。でも猛暑の頃の疲れもまた溜まっているようです。
何となくだるい。この際疲れを発散してゆっくり休養を取りましょう。
幸い今週は3連休の後に秋分の日です。いよいよ秋の陣に備えるときでしょう。

さて、第112回e4c協議会のご案内です。今回は「ベンチャーマインド」を取り上げます。
先週9月15日でリーマンショック2年目を迎えました。世界経済の構造変化はますます明らかになっています。従来と同じ顧客層に同じ売り方でビジネスをやっていても先細りするだけです。
キーワードは、ビジネスモデルとグローバリゼーション。まさに「新しい創業」くらいの覚悟が必要です。大企業は、その成功の歴史の中で生み出されたルールや社内制度が滓のように溜まっています。
かつては企業防衛のためにも必要不可欠だったのでしょう。今でも必要なものももちろんあります。
しかし一方でじりじりと活力が失われてきているのも事実ではないでしょうか。
成長戦略のための活力はあるのか。これが今自分自身にしなければならない「問い」です。
大企業に限らず、すべての企業は生き残る活力を再生産する時期に来ています。
どんな企業も創業時は活き活きとした活力に溢れています。
しかし成長した企業が創業時に戻れることはありません。
それならどうすればいいのか?スパイラルアップをした活力を再生するしかありません。
先ずは一握りでもいいですから、全く新しいビジネスモデルに果敢に挑戦する人を発掘し、応援することです。初めは荒唐無稽に見えることもよく考えれば理に合っていることもあります。最後まで分からないこともあります。いずれにしてもベンチャーマインドでどこかに穴を開けなければなりません。

今回はベンチャーマインドについて試行錯誤している方々にお話を伺います。

一人目はリコーで新事業開発を担当していらっしゃる瀬川氏。
シリコンバレーモデルを取り入れた「多産多死」モデルをトライしていらっしゃるとのこと。
思い起こせばかつてのソニーがそうでした。ある大企業の方が「ソニーはどのようにしてヒット商品を生み出しているのですか?」と問うた時、私たちができる答えは、「方程式はありません。ただその陰に死屍累々です。」でした。大企業の中のベンチャーマインドとその発現。瀬川氏言うところの「いい加減な話」を伺ってみたいと思います。

二人目は、大企業を出てベンチャーを始めた社長。PTPの有吉氏です。
野村総研で10年勤め、予定通り2000年にベンチャーを起こしました。
アメリカのコンシューマレポートのネット版みたいな事業を起こし、今や評判の1週間24時間全番組テレビ録画「スパイダー」ビジネスで活躍しています。
ハードウェアを売っていますが、ビジネスモデルの核心は、ネットによる情報処理と活用にあります。
新しいビジネスモデルはいつも既得権者から妨害にあいます。最初はいろいろあったようです。今回はその話しではありません。有吉氏が考えるベンチャーマインドなるものを、大企業での経験を踏まえ、語っていただきます。

三人目はクリエーターズヘッドの宮野社長。根っからのベンチャー人です。
今ビジネスモデルの変革を実行しています。かつては大企業の組込みソフト系の受託開発をしていました。今は独自開発に舵を切り出したところです。受託ビジネスが、リーマンショック後激減したのはご存知の通りです。
ベンチャーは世の中の変化を先読みしながらいち早く適応行動を起こしていきます。
ベンチャーにとっては死活問題ですから安易な決断ではありえません。
世の中の変化をどう見て、どう判断していくのか、実際のビジネスを通してお話していただきます。

今回は3人3様にお話していただきますが、ベンチャーマインドは100人いれば100通りあります。それはベンチャーマインドとは個性的だからです。e4c協議会に登録されている皆さんは、多分全員がベンチャーマインドをお持ちになっている方たちです。
そういう人たちしか登録していません。本来は皆さん一人ひとりに語ってほしいところですが、
今回は3人のスピーカに触発されて改めてご自分のベンチャーマインドを確認してください。
自分ならこうする、それを是非実行していただきたいと思います。

世界に羽ばたくチャンスは今です。激動の時代の中から次の勝者が現れます。新しい可能性には積極的に挑戦してみましょう。

是非奮ってご参加下さい。語り合いましょう。特に懇親会で。それでは会場で!!

株式会社イーフォーシーリンク  横野 滋