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第144回e4c-village協議会 報告

第144回e4c-village協議会
協議会
『中国とうまく付き合う法 ~ 中国の実像を探る! ~』
日中関係は、日本、中国双方にとってお互いが本当に「近くて遠い国」になっているようです。中国古代からの戦略「遠交近攻策」をそのまま地で行っています。「近い」ということは、理だけでなく情が絡んでくるから難しいとも言えるのでしょう。情に進む前にまず実像に踏み止まってみましょう。今回の講演者のお二人に伺うと文化の違い、考え方の違いに気付かされます。苦笑もあれば、憤りもあり、冷静な戦略思考も出てきます。今や中国抜きで国内ビジネスでさえ語れません。況や世界ビジネスにおいておや。中国の実像に迫りましょう!


開催日時:
2016年3月17日(木)
  協議会  15:00~18:00 (開場14:30~)
  懇親会  18:00~19:30 
開催場所:
株式会社日立公共システム 本社 6階ホール1,2

<プログラム>
時間
主な内容
講演者
15:00 ~ 15:30 主催者挨拶・参加者自己紹介 株式会社イーフォーシーリンク
代表取締役社長 横野 滋
15:35 ~ 16:35 「中国をどう理解し、どう向き合うか」 敬愛大学 経済学部教授
・総合地域研究所長
一般社団法人 中国ビジネス総合研究所
藪内 正樹氏
中国は何を目指し、何を達成して何を達成していないのか。そして今後はどこへ行こうとしているのか。中国を歴史、国民性、政治、経済などから多面的に理解し、日本人としてどう向き合うべきかを考える。
16:50 ~ 17:50 「崩れる中国巨大市場の幻想 ~減速する経済と変化する産業構造の中の日本企業」 荒井商事株式会社 顧問
結城 隆氏
 習近平政権発足後、中国の風景は様変わりしている。
腐敗摘発の嵐が吹き荒れるなか、高級飲食店は次々に閉店を余儀なくされ、高級品を売るブティックや百貨店には閑古鳥が鳴いている。去産能、去存庫の 掛け声のもと、重厚長大産業のリストラが相次ぎ、不動産は在庫削減のためなりふり構わぬ投げ売りに転じている。電子部品製造業が集積する東莞は夜逃げ、廃業が相次ぎゴーストタウン化している。
 一方、7億台にまで普及したスマホを活用した新規ビジネスが猛烈な勢いで拡大している。就職難を背景とした新卒者の企業も活発だ。こうした中、中国の日本企業も踏みとどまるもの、撤退を余儀なくされるもの、新たなチャンスを模索するものなど、様々な取り組みがみられる。
 本講演では、こうした中国経済・産業の大きな変化を整理し、日本企業がどのような取り組みを行っているのか最新の観察を踏まえ紹介する。
18:00 ~ 19:30 懇親会