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第143回e4c-village協議会 報告

第143回e4c-village協議会
協議会
『植物工場 第2弾 ~その後どうなったのか?変化と進化の現状と展望~』
2010年5月の協議会で「植物工場 第1弾」を取り上げました。テーマは、『植物工場の現状と動向、展望を探る ~農業の工業化は業界横断的な課題!?~』でした。その後5年近くが経ち、気がついてみると最近はあまり植物工場がメディアに取り上げられていません。「農業の工業化」ということで業界横断的に起こせる産業になるのではないかと期待して取り上げたテーマでしたが、どうなったのでしょう?いろいろ聞いてみると植物工場としての進化はそれなりにあるものの、大きく普及しない阻害要因も明らかになってきたようです。その課題を解決する方向での動きも出てきています。また新しい方向に転進してきている動きもあることが分かりました。5年経って何が変わったのか、我々にできることは何か、をもう一度検証してみたいと思います。

開催日時:
2015年3月4日(水)
     協議会  15:00~18:00 (開場14:30~)
     懇親会  18:00~19:30 
開催場所:
株式会社日立公共システム 本社 6階ホール

<プログラム>
時間
主な内容
講演者
15:00 ~ 15:30 主催者挨拶・参加者自己紹介 株式会社イーフォーシーリンク
代表取締役社長 横野 滋
15:30 ~ 16:15 「植物工場普及活動と課題」 元 株式会社リコー
常務執行役員 坂巻 資敏氏
麻生内閣の経済成長戦略として閣議決定を受け、農工商連携活動の一環として、農水省と経産省が植物工場の普及・啓蒙のため大学と民間企業に対して3年間で総額約1千億円を投入して日本各地に植物工場を建設し、植物工場を産業として立ち上げるための各種研究と人材育成並びに、一般市民に対する啓蒙活動を展開してきた。その結果、太陽光型植物工場は約二百億円、人工光型植物工場は約35億円の市場規模に成長してきた。今後2020年には約800億円と約300億円に成長が期待されている。人口工型植物工場では、コスト削減が思うように進まず、新規事業に参入して失敗する人が多いのが現状である。
16:25 ~ 17:10 「植物工場とサプリメント野菜」 株式会社Andeco
取締役 前野 欽哉氏
美味しい野菜を作るには土壌栽培でバランスよい微生物をどれだけ作れるかがポイントであるが、水耕栽培は美味しさではなくサプリメント的にどれだけ摂取出来る栄養野菜を作れるかが今後のキーと思われる。
17:15 ~ 18:00 「完全人工光型植物工場のご提案」 三菱化学株式会社 執行役員
機能化学本部長 兼 植物工場事業推進室長
和賀 昌之氏
提案する完全人工光型植物工場システムは、通年での計画的な植物・野菜の栽培を可能となる栽培環境を完全に制御できる閉鎖型植物工場システムです。栽培されるベビーリーフについて、三菱化学はお客様の要望にあわせた様々なミックスサラダを商品化すべく、栽培品目の拡大と内部品質や食味等の研究を実施し、独自のノウハウを持っております。紹介させて頂く三菱化学の完全人工光型植物工場システムは、稼働実績や安定生産に加え多品目の栽培ノウハウや栽培品目の内部分析データ及び品目の組み合わせによる商品提案を進めております。